結婚指輪に使われる定番素材には、金やプラチナといったものがあります。
さらには、ジルコニウムやチタン、タンタル、といった素材もあり、それぞれおすすめです。
ここではこれらが結婚指輪の素材におすすめの理由についてご紹介します。
アレルギーの起こりにくさ
金属の中には、身に着け続けることで汗や水分などによって溶けてしまい、微量ですが皮膚に入ってしまうものがあります。
そうすると、この金属は異物ですから、身体は排除しようとする反応を見せます。それが金属アレルギーです。
金属と接している部分が赤くなったりかゆみを覚えたり、ということがあり、一度この症状が出るようになると、緩和することは難しいものです。
ところが金やプラチナ、ジルコニウムといったこれらの金属は、まず汗や水分によって溶けることがありません。
そのため、毎日身に着ける結婚指輪の素材としては適しているのです。
なお、金やプラチナは、純度100％で使うのではなく、ある程度他の素材を配合します。
その場合も、イリジウムや銀といったアレルギーを起こしにくい素材を混ぜていれば、金属アレルギーの心配はありません。
素晴らしい色合いと機能性
金やプラチナははるか昔から結婚指輪の素材として選ばれてきた金属です。
金はゴージャスな印象を与え、プラチナは白金ともいうように、純白の花嫁に相応しい白い美しさを持っています。
デザイン性に優れ、また加工しやすいといった面でもこれらの素材は選ばれています。
なお、現在では金は、さまざまな別の金属と混ぜることで、カラーリングをホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールドといったように変化させることもできることから、個性を演出できるという面でも価値をさらに高めている素材です。
チタンはプラチナに似た輝きを持っていながら、プラチナよりも軽いことから、指輪の重さによるストレスを減らせて、しかも頑丈という機能美に優れた側面を持っています。
30色近いカラーバリエーションと鮮やかな発色が特徴のジルコニウム、シックで黒い色調を持った貴重な素材であるタンタルなど、これらの素材は多くの結婚指輪の素材として使われています。