婚約指輪と結婚指輪の違いは大丈夫?2つのリングの細かな違いとは

結婚指輪

婚約指輪と結婚指輪の違いについて知っているでしょうか?
特に結婚意識が高くない男性だと、それらの違いにあまり詳しくないということもあるかもしれません。
婚約指輪を贈ったり結婚指輪を贈り合ったりするような関係になるのなら、混同してしまわないようにその違いについても詳しく知っておくと良いでしょう。
ここでは、婚約指輪と結婚指輪の詳しい違いについてご紹介します。

婚約指輪は婚約の証に男性が贈るもの

婚約指輪(エンゲージリング)は、男性から女性に対して贈る指輪です。
女性が受け取ったのであれば、婚約指輪はその男性と結婚を約束した証となります。
男性から女性に一方的に贈る指輪であることから、結婚指輪と違いペアリングではありません。
また、結婚指輪の場合は常に身に着けることを求められることがほとんどですが、婚約指輪の場合は常に身に着けることは必ずしも求められません。
婚約期間中の記念品的な意味合いもあることから、身に着けずに大切に保管する人もいれば、結婚指輪を身に着けるまでの代わりとして毎日のように身に着ける人もいます。
あるいは婚約したことを周知する目的で身に着ける人もいるようです。普段遣いをしても良いですし、特別な日に限って身に着けることも構わないものです。
そして以前は男性の給料の3ヶ月分相当が妥当である、というように言われることがあるほど、婚約指輪1つでも多くの資金が必要であり、また豪華なデザインのものが多くあります。
なお、婚約指輪の歴史は古代ローマの時代、紀元前1世紀頃まで遡って見ることができるようです。

結婚指輪は結婚の証に贈り合うもの

そして結婚指輪(マリッジリング)は、結婚の証や記念としてお互いに贈り合うペアの指輪です。
結婚式で交換した日から、あるいは購入した直後から身に付けて以降は、お互いがほぼ毎日身に着けることになります。
なお、身に着け始めるタイミングについてはカップルによってさまざまですが、結婚式で交換した日から、ということが多いと言われています。
そして、結婚指輪はペアリングとして二人が毎日身に着けるものであるため、デザインとしては似通っていて、かつシンプルなものが好まれます。
毎日身に付けていても飽きないシンプルさ、仕事や家事などで邪魔にならないデザイン、着け心地が良い機能性、といったものを求められるのがシンプルなものになりやすい理由として挙げられます。
婚約指輪は大きな宝石が嵌められているような豪華なデザインが多くありましたが、その点では結婚指輪と異なります。
そしてその分、結婚指輪の購入にかかる費用は、ペアリングであっても婚約指輪に及ばない、ということも充分にあり得ることです。
婚約指輪は男性が女性にプロポーズするという覚悟や意気込み、経済力を見せる意味合いで奮発する傾向もありますが、
結婚指輪の場合は、二人にとっての特別でありさえすれば良い、という考え方もあるためです。
なお、婚約指輪や結婚指輪は、どちらも結婚という人生の節目に関わるものであることから、あしらわれる宝石には二人の愛の永遠を象徴するダイヤモンドを使うことが多くあります。
また、結婚指輪を贈り合う習慣ができたのは、婚約指輪の随分後であり、9~11世紀頃だと言われています。

婚約指輪と結婚指輪の違いを理解しておこう

結婚指輪を買いに行くのであれば店員からのアドバイスも貰えますが、婚約指輪のように豪華なものをと考えてしまえば、日常的に身に着けるのに邪魔になりかねない、高価なものを買ってしまうことも考えられます。
逆に、婚約指輪としてシンプルなデザインを贈ってしまえば、婚約指輪らしさに欠けてしまい、特別感を損ねてしまうことにもなりかねません。
間違いや失敗がしづらくなるので、贈る前にはその違いについてしっかり理解しておきましょう。